深谷灸法勉強会(2018年度)

 

深谷灸法とは、昭和の名灸師・深谷伊三郎先生は、40年余りの臨床体験の中から築いていった灸療の要道です。古典・名著に広く親しみながらも、臨床体験を通して確認・認識された灸療をモットーとしています。

 

 2018年度の深谷灸法勉強会は5、8月を除く毎月第3日曜日に東京・両国にある江島杉山神社で開催致します(6,7月は都師会館)。講師には福島哲也先生(東京九鍼研究会講師)、新間英雄先生(深谷伊三郎先生のご子息)を迎え、明日の臨床から役立つ灸治療のテクニックを学びます。

 

2017年度はテキストを配布して、毎回のテーマに沿ったツボを選んで実技を行っていましたが、2018年度は各論的なテーマの他に、症例検討や、参加者が自由に意見や質問を交換するワークショップの回(10,3月)を設けています。症例検討というと、途端に高いハードルを感じてしまいますが、例えば、ある症状に対して参考書通りの施灸をしたのに効かなかった、という体験の発表でも構いません。声に出す事で自分の施術を客観的にみる事が出来ますし、それに対しての講師のアドバイスを聴く事も出来ます。是非、ワークショップにも参加して下さい。

 

また、新たな取り組みとして、勉強会終了後の講師たちとの懇親会も不定期で開催します。詳細は決定次第、HP・FBでお知らせ致します。

 

 

艾を捻る事に自信がない・灸施術に興味はあるがいきなり研究会に出席するのは躊躇してしまう、という方が時々いらっしゃいます。深谷灸法勉強会自体は初心者~上級者まで幅広く受け入れていますが、それでも施灸技術が不安な方向けに、灸基礎講習会を開催しています。こちらは艾の捻り方・点火の仕方に特化して学ぶ100%実技の講座です。鍼灸学校1年生の灸の授業と同レベルのテクニックを講習しますが、学校での灸授業では不安に思う学生さんや、臨床にブランクのある鍼灸師さんなどが参加され、リピート参加される方もいらっしゃる講座です。

 

2018年度深谷灸法勉強会年間スケジュール(予定)

 

4月15日 10:00~16:30 深谷灸法入門~初心者講習会~ ※終了しました

※5月は休講となります。

6月17日 13:00~17:00 消化器疾患の灸と精神科の灸 ※終了しました

7月15日 13:00~17:00 運動器疾患の灸(上肢・肩関節)と婦人科疾患の灸※終了しました 

9月16日 10:00~16:30 深谷灸法勉強会~初級者講習会~  ※終了しました

10月21日 13:00~16:30 症例発表と灸ワークショップ(症例発表・研究発表他)※終了しました

11月18日 13:00~16:30 呼吸器疾患の灸と雑病 ※終了しました

12月16日 13:00~16:30 循環器疾患の灸と泌尿器疾患の灸 ※終了しました

1月20日 13:00~16:30 眼精疲労の灸と腰痛の灸 ※終了しました

2月17日 13:00~16:30 皮膚疾患の灸と神経痛の灸 ※受付中

3月17日 13:00~16:30 症例検討 深谷灸法ワークショップ ※受付中

 

 

※例会の内容は変更になる場合がございます。

 

 


深谷灸法基本十項

深谷灸法は以下の10項目を基本の考え方としています。

 

1 経穴は効くものではなく効かすものである

2 成書の経穴部位は方角を示すのみ

3 経穴は移動する

4 名穴を駆使して効果を挙げよ

5 少穴で効果をあげるべきである

6 反応のない穴は効きめが少ない

 (効きめの出ないものは出すようにする)

7 そこが悪いからとそこへすえても効果はない

8 名穴であってもただそれだけに効くのではない

9 灸炷の大小壮数は患者の体質に合わせよ

 (熱くないところは熱くなるまですえる)

10 経穴は手際よく取穴せよ

 

深谷灸法の総括として深谷伊三郎先生が発表したものです。深谷灸法勉強会ではこの

基本十項を紐解き、患者にとってより効果的な灸療を行える臨床家の育成を目指しています。

 

 

 

灸熱緩和器

深谷灸法と言えば、「竹筒を使って灸をする」と思い描く方もいらっしゃいます。深谷灸法はあくまでも「効かせる灸療」のためのテクニックであり、竹筒(灸熱緩和器)はそのアイテムです。ここでは大まかな使い方を紹介します。


①灸熱緩和器として使用する


深谷灸法は基本的に透熱灸です。直接肌を焼き切るため、その際の熱さを和らげるために灸熱緩和器を使います。


②「生きているツボ」を探す


深谷灸法では全体で取穴数を少なくしています。少穴でより効果的を挙げるため、施灸するツボをしぼる際に灸熱緩和器を使用します。緩和器を押し当てるとうっ血して吸角を当てたようになる場所があります。そこが「生きているツボ」なのです。


深谷灸法勉強会では灸熱緩和器の使い方も丁寧に指導致します。