深谷灸法勉強会(2019年度)

 

深谷灸法とは、昭和の名灸師・深谷伊三郎先生は、40年余りの臨床体験の中から築いていった灸療の要道です。古典・名著に広く親しみながらも、臨床体験を通して確認・認識された灸療をモットーとしています。

 

 2019年度の深谷灸法勉強会は8月・2月を除く毎月第4日曜日に東京・両国にある江島杉山神社で開催致します(4,5月は第2日曜日・11月は第3日曜日)。講師には福島哲也先生(東京九鍼研究会講師)、新間英雄先生(深谷伊三郎先生のご子息)を迎え、明日の臨床から役立つ灸治療のテクニックを学びます。

 

2018年度に引き続き、9月と3月は各論的なテーマの他に、症例検討や、参加者が自由に意見や質問を交換するワークショップを設けています。症例検討というと、途端に高いハードルを感じてしまいますが、例えば、ある症状に対して参考書通りの施灸をしたのに効かなかった、という体験の発表でも構いません。声に出す事で自分の施術を客観的にみる事が出来ますし、それに対しての講師のアドバイスを聴く事も出来ます。是非、ワークショップにも参加して下さい。

 

 

艾を捻る事に自信がない・灸施術に興味はあるがいきなり研究会に出席するのは躊躇してしまう、という方が時々いらっしゃいます。深谷灸法勉強会自体は初心者~上級者まで幅広く受け入れていますが、それでも施灸技術が不安な方向けに、灸基礎講習会を開催しています。こちらは艾の捻り方・点火の仕方に特化して学ぶ100%実技の講座です。鍼灸学校1年生の灸の授業と同レベルのテクニックを講習しますが、学校での灸授業では不安に思う学生さんや、臨床にブランクのある鍼灸師さんなどが参加され、リピート参加される方もいらっしゃる講座です。

 

2019年度深谷灸法勉強会年間スケジュール(予定)

2019年

4月14日 10:00~16:30 深谷灸法勉強会~初級者講習会~ ※終了

5月12日 13:00~16:30 精神科の灸と急性腰痛(ギックリ腰)の灸 ※終了

6月23日 13:00~16:30 婦人科疾患の灸と頚・肩凝りの灸 ※受付中

7月28日 13:00~16:30  胃腸の灸と腱鞘炎の灸 ※受付中

9月22日 13:00~16:30 症例発表と灸ワークショップ(症例発表・研究発表他)  

10月27日 13:00~16:30 深谷灸法初級者講習会

11月17日 10:00~16:30 眼疾患の灸と膝痛の灸  

12月22日 13:00~16:30 風邪の灸と慢性腰痛の灸

2020年

1月26日 13:00~16:30 冷えの灸と五十肩の灸 

3月22日 13:00~16:30 症例発表と灸ワークショップ(症例発表・研究発表他)

 

 

 

※例会の内容は変更になる場合がございます。

 

 


深谷灸法基本十項

深谷灸法は以下の10項目を基本の考え方としています。

 

1 経穴は効くものではなく効かすものである

2 成書の経穴部位は方角を示すのみ

3 経穴は移動する

4 名穴を駆使して効果を挙げよ

5 少穴で効果をあげるべきである

6 反応のない穴は効きめが少ない

 (効きめの出ないものは出すようにする)

7 そこが悪いからとそこへすえても効果はない

8 名穴であってもただそれだけに効くのではない

9 灸炷の大小壮数は患者の体質に合わせよ

 (熱くないところは熱くなるまですえる)

10 経穴は手際よく取穴せよ

 

深谷灸法の総括として深谷伊三郎先生が発表したものです。深谷灸法勉強会ではこの

基本十項を紐解き、患者にとってより効果的な灸療を行える臨床家の育成を目指しています。

 

 

 

灸熱緩和器

深谷灸法と言えば、「竹筒を使って灸をする」と思い描く方もいらっしゃいます。深谷灸法はあくまでも「効かせる灸療」のためのテクニックであり、竹筒(灸熱緩和器)はそのアイテムです。ここでは大まかな使い方を紹介します。


①灸熱緩和器として使用する


深谷灸法は基本的に透熱灸です。直接肌を焼き切るため、その際の熱さを和らげるために灸熱緩和器を使います。


②「生きているツボ」を探す


深谷灸法では全体で取穴数を少なくしています。少穴でより効果的を挙げるため、施灸するツボをしぼる際に灸熱緩和器を使用します。緩和器を押し当てるとうっ血して吸角を当てたようになる場所があります。そこが「生きているツボ」なのです。


深谷灸法勉強会では灸熱緩和器の使い方も丁寧に指導致します。